生命のみ言

誰をも神樣のように尊敬するべきです

    主人は奧さんを，奧さんは主人を，兩親は息子，娘を神樣のように尊く思うべきです人類の救い主が出現されてこそ信仰を受けることが出來るのです．救い主だけが信仰を與える事が出來るし，信じる心も與える事が出來るのです．誰にも犧牲的に生き，愛を施して暮して行くことが完全な人の生き方です.

    ◇ 信じる心と信仰はまったく違います

  信仰によって救われると聖書には記錄されています．信仰とは神樣が下さる賜物です．神樣はお持ちになっておられる物を賜物として與えることが出來るので永生の神であられる神樣は私達に永生を下るのです．世の中の人びとは敎會へ熱心に通う事を信仰がいいと言います．しかし，この言葉は信仰の意味をよく知らずに言う間違った言葉です．

  信じる心と信仰はまったく違います． 聖書的に考察しても同じことが言えるのです．それで，末世になっても信仰を見ることが出來ないとルカ福音書8章に記錄されています． 人類の救い主が出現されてこそ信仰を受けることが出來るのです．救い主は聖靈に蘇った方であり，永生の存在であります．だから，救い主は信仰をお持ちの主なのです．

  救い主だけが信仰を與える事が出來るし，信じる心も與える事が出來るのです．救い主は人びとに永遠無窮に生きる事が出來るように永生の靈を施して居られるのです．救い主は人間ではなく三位一體の神樣なのです．從って，信仰を賜物としで與えておられるのでしょう．救い主はイスル聖神を與えて萬民が永生出來るようになさいます．

  イスル聖神は 「隱されたマナ」 であり，甘露，露, 海印とも呼ばれます．甘露·イスル聖神が信仰なのであって信じる心が信仰ではありません． 救い主がお持ちになって居られる甘露·イスル聖神が信仰なのです．救い主自體が完全な信仰なので秒秒に仰ぎ見なければなりません．救い主を仰ぎ見ることは 「生命の木の實」 を食べることになります．

  秒秒に主を仰ぎ見る時に 「生命の木の實」 を食べる事になり，「生命の木の實」 を食べてこそ永生することが出來るのです．なお，目だけではなく耳でも，體でも，食べられるのです．涅槃經には體の皮膚の孔に甘露·イスル聖神が入って行くと記錄されています．救いを受けるためには信仰がなければなりません．信仰は罪とは關りがありません．

  言い變えれば，信仰は神樣の靈なので罪を犯す者とは關りがありません．だから，信仰を持つためには罪を犯してはなりません．罪を犯さないためには何よりも人を憎んではいけません．人の中に神樣がいらっゃるので人を憎むことは神樣をにくむことになります．私たちがよく使う言葉の中でも罪を憎んでも人を憎んではならないと言う言葉があります．

  この言葉にも人が神樣であるという思想が溶けて居ます．卽ち，人が神樣なのでみなさん方の奧さんも, ご主人も, 神樣のように思わなければなりません．自分の子として犬のようにやたらに子を對してはいけません．自分の子も神樣なので神樣のように尊く思うべきです．神樣を大變尊貴に思うように自分の子も大變尊く思うべきです．

  自分の子を神樣のように思い，神樣のように尊く思うべきです．社會の中でも敵を作ってはいけません．敵というのは憎しみから生じるのです．憎まなければ決っして敵は生じません．誰にも犧牲的に生き，愛を施して暮して行くことが完全な人の生き方です．さもなければ，敵の憎しみから邪魔が入って自分の事がうまく進まなくなるのです．

    ◇ 人の中に神樣がいらっゃるので人を憎むことは神樣をにくむことになります

  勝利祭壇に出る人達は敵がいてはいけません．憎いからといって毆る者にはほっぺたを出して毆られてその憎しみを無す方がかえってよいことです．毆られたといって目をにらみながら憎むなら永遠に敵になります．また，怒る心, 憎惡, さげすみなどの心を抱くなら地獄に行くしかありません．怒る度に救い主はその罪を取り除くために3年間を費し洗わなければなりません．

  神經質になっても，惡口を言ってもだめです．神樣はこのような心とは關係ありません．聖書に記錄されているように神樣とは犧牲的な性稟の持主です．毆られてもその人を毆り返しません．そのうえ，その人に憎しみすらお持ちになりません．

  これが神樣の稟性なのです．みなさんは神樣になるためにここに集められたから神樣に似た行動をしなければなりません．勝利祭壇を害した人でも愛を以て對して行かなければなりません．これが神樣の正しい道です．自分が行く道だけを見つめて行けばいいのです．人の行く道について口を出すとか關心を持つ必要はありません.*

飜譯: 尹金玉 記者
藤田多惠子 勝師 監修