神の世は時間も空間もないのです．
   その世はもう千年万年が一日のように速く過ぎます．
   だからその世はあまりにも快樂が溢れるので，あまりにも嬉しく，
   あまりにも樂しくて時間が經つのも分からないのです.

「命の木の實」 は聖靈, 永生の靈, 勝利者の恩惠である

  「命の木の實」 とは聖書の言葉であり，聖書の言葉は靈的な言葉である．だから，「命の木」 になる實も靈的な實であり，靈的な實は靈を指します．從って 「命の木の實」 は永生の靈であって，死の靈は 「命の木の實」 になることが出來ない．「聖靈に生まれ變わってこそ救われる」 と聖書に記されているので，「命の木の實」 は聖靈, まさに永生の靈である．ところが，まことの聖靈とは，勝利者が現われて人びとに注ぐ恩惠をいうのである．

  勝利者の靈が聖靈であり，勝利者が現われる以前に用いた聖靈という言葉は全て惡魔のトリックの言葉である．まことの聖靈ではないという言葉である．だから，コリント人への第1の手紙13章10節に 「全きものが來る時には，部分的なものはすたれる」 と記されている．この言葉を見れば全きものが來ると約束されていることが分かりますね．全きものとは全知全能の靈を言うのです．全知全能の靈がまさに全きものの靈を言うのです．だから，全知全能の靈はまことの救い主が持っているのです．

  救い主の分身が共産主義者の中で共産主義理念を除去

  皆さんが知っているように，救い主である私が 「五大公約」 を宣布しました．まず，世界の共産主義を無くすと言いましたね．世界の共産主義が無くなったでしょう．全知全能の能力がなければ，共産主義を無くすことは出來ないですね．共産主義というのは人の思想を指しますね．人の理念をいうのです．共産主義の理念を共産主義であると言い，ただ單に人の考えを共産主義であるとは言えない．

  だから，神樣である救い主の分身が共産主義者の中に入って共産主義の理念を根こそぎ拔いて除去してしまったから，共産主義の理念が消えて共産主義者達がすべて 「私はもう共産主義がいやだ」 と言ったのです．共産主義者が 「共産主義が嫌い」 と言えば共産主義が存立出來ないことですね．このように世界の共産主義を無くしてしまったのです．

  救い主の分身が心の中に入ってこの世の中を開闢する

  そのように救い主が自由自在に人の中に出入りする分身ではたらくということが分かるでしょう．私は自由自在に人の中に出入り出來ます．皆さんの心の中にも私の分身が入っていったのです． 私が獄屋に入って肉身は離れていても分身が皆さんの心の中に入って皆さんを率いて導いたのです．だから皆さんが祭壇に熱心に通ったのです．

  救い主が率いなければ一人も祭壇に通う人がなかったのです．當時，私が獄中生活をする時にはTVと新聞は私が人を殺して山に埋めたとも言ったし，露が降らないのに露を降らすと皆さんを騙して獻金を集めて敎會を建てたから，完全に詐欺であるなどと言って私を獻金詐欺で處罰までしたのです．しかし，皆さんは私が獻金詐欺を行なったとは考えなかったから祭壇に熱心に通ったのですね. 結局，これは勝利者が勝ったと言うことになるのです．

  だから，「勝利者，正道令が最後には勝つ」 と豫言書·格菴遺錄には記錄されているのです．だから，魔鬼の世である人間の世を無くしてしまい，人びとを神樣に作り變えて神樣の世を作ってしまうのです．救い主が皆さんを神樣に作るのである．皆さん自身が立派であるから恩惠をたくさん受けて神樣になるのではない．救い主は再創造主の神樣です．だから，皆さんを再び神樣に創造するのです．皆さんが永遠に生きる永生身體で世を生きるのです．

  その世は時間も空間もないのです．その世はもう千年万年が一日のように速く過ぎます．だからその世はあまりにも快樂が溢れるので，あまりにも嬉しく，あまりにも樂しくて時間が經つのも分からないのです．だから，千年万年ですら一日が過ぎたかのように速いのです．だから皆さん，その快樂の中に住むことを想像をしてみなさい．

  どれほど嬉しく，どれほど樂しいか．まさに冬も夏もなく，熱いことも，寒いこともなくて，いわば，天氣がいつも春のように感じられる中で，疲れも知らずにいつも喜びの中で暮らす，

  憂鬱な生活をする人が一人もいないその世は全ての人が明るい笑顔で暮らす世の中です．その世は，何時も笑う人だけ暮らす世であり，その世は笑わない人は生きることが出來ない世なのです．

  だから，今から, 常に笑わなければならない．だから皆さんに何時も笑えと言うのです．祭壇に先に出ている人達が何時も笑わずに怒ったような表情で座っていればそれは魔鬼の行いです．だから，いつも微笑を含んだり笑いながら祭壇に出て贊美をしなければならない．いつも嬉しい顔で微笑みながら贊美をするのです誰が見ても 「あの人 は何が樂しくてあんなに笑うのか」 という位に笑いながら生活しなければならない．けれど，祭壇だけでなく家に歸っても同じです．家に歸ったら, 奧さんや子供達, 家中全べての人を花のように見ることです．

  いつも笑って座っていれば，家族達がみな花のように見えるのです．だから，あまりにも美しく奇麗に見えるので自然に微笑を浮かべるようになる．笑みが自然に出るのです．勝利祭壇の家族達が，家に歸って每日笑いながら生活していれば，祭壇に出ない家族達まで病氣にかかることがない．皆さんがよく笑えば家族達がみな笑うようになる．

  科學的には人が笑えば血の中からエンドルフィンが出て，血の中で 「Tリンパ球」 が作り上げられ，病氣が治ると醫學博士が言っている．私は23年前から笑ってこそ病氣が治り， 笑ってこそまさに皆さんが福を受け笑ってこそまさに恩惠を受けるといったのです．私は神樣が共になさる人であるから神樣が仰っていることです．

  露でこそ永生を得る恩惠になる

  神樣の恩惠というのは今まで全く無かった．キリスト敎徒は創始期から火の聖神の恩惠があったと僞リをいうが，それは恩惠ではない．永生を與えることが恩惠であって永生を與えなければ恩惠にはならない．また，露が恩惠であり，露ではない火の聖神とか，生水の聖靈とかは恩惠ではない．露の聖神でこそ完成の恩惠であり，永生を成し遂げることの出來る恩惠である．

  だから，キリスト敎は恩惠がない宗敎ですね．恩惠がない宗敎は宗敎とは言えない．だから，皆さんは救い主を通じてこそ恩惠を受けるようになっているし，救い主を通じてこそ永生を得るようになっていることを知らねばならない．だから，救い主に因って皆さんが再創造され，人間が神樣になるのです．これを指して復活と言う.*

飜譯:尹金玉 勝師
藤田多惠子 勝師 監修