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來年から，明日からの事は要らないのである.
今始める事が出來ない人にはその明日は永遠に來ないのである.
今現在, 私が神樣の側に立っているか立っていないかを自ら調べて,
今ただちに神樣の側に正しく立たなければならないだから一秒一秒で正しく立っている信仰者になりなさいと言うのである．
ひたすら神樣だけ思慕すること
心の爭いを始めるとすれば，呼吸する事にまで氣遺うことになる．つまり，自分を意識すればすっぽりと魔鬼が用意している考えに陷るので，自分を意識しまいとやっきとなって心を碎くが，そうするうち，自分も氣付かぬままに自分を意識する時がある．そうなれば完全に心の爭いに敗けたことになり，胸を打ち，頭をセメントの壁に打付けながら
「お前の樣な奴は死ね」と自分自身をにじった．
その考えはひたすら神樣だけに向かっていたので，神樣だけに眞心をこめることになって別の考えをしようとしてもする事が出來なかった．そういうわけで，神樣を思慕する心が一時間前に思慕した心より,
今現在, 神樣を思慕する心情が一層高度に上がっているのである．
神樣だけを思慕することが天空を突き刺す程にひたむきなので，別の考えが浮かぶことは無かったし，切實な心でひたすら神樣だけを思慕したのである．
皆さん!
恩惠を受ける中で，魔鬼が入って來るのは兄弟姉妹と話し合う時に隙間を狙って入って來るのである．
だから，私は出來る限り人びとを避けて接觸する機會を作らず，その恩惠を流してしまうことになるのを恐れながら生活をしたものである．
努力しなくては何にも出來ません．人びととの接觸を逃れて一人で步くこともたくさんあった．一生をひたすら眞心をこめて神樣だけに向かって生活したので，大事な恩惠を流すのではないかと恐れて夜通し讚美歌を歌い續けたこともあった．
勝利者が步んで來た足跡に從って來てこそ…
それ故に，勝利者が步んで來た道を萬分の一だけでも眞似をして付いて來ると救われると言った．有史以來,
勝利者が步んで來たこのような道を步いた人は一人も居なかったのである．皆さん!
勝利者が步んで來たその足跡は，心と考えが神樣だけに向かっていたものである．この人を見ても神樣として，あの人を見ても神樣と見たので蔑視の對象者は居なかった．誰もがの自分の神樣の樣に見えたものである．
わざわざ神樣の樣に見ようと努めて心を碎いたのではなく，自然に神樣のように思えたことである．誰にでも，余りにもありがたくて感謝した．誰もが神樣の樣に思えて頭を下げ尊重しつつ生活をした．家庭でも，誰かが何かをされるとその通り行なった．卽ち，下人のそのまた下人の立場で生活をしたことである．
そうでなければ自由律法に背いたことになり，すぐに恩惠が離れてしまうから．下人の下人の立場を通過してこそ神樣は心の中においで下さるが，少しでも自分が主人の役をするとか，目上の人になって行動すると恩惠は瞬間に離れてしまうことである．この道は，心で完成される道である．
勝利者と親しいと言って成し遂げられる道ではない．皆さんが神樣の心を持ってこそ，神樣の品格が備えられてこそ神樣になれるのである．神樣になるか，ならないか，すべては心次第である．その心がいつも犧牲的で，いつも謙遜で，いつも下人の下人になった立場に立ってこそ恩惠が持ち續けられるようになる．
それがまさに神樣の心であり性稟なのである．
自分の心をいつも一秒一秒よく見て下さい
私には神樣が常に共にいらっしゃったので,
いつも犧牲的な神樣の心だけで動いた．神樣の靈は溫順，謙遜で淨潔にして新鮮な心の中においでになるので，少しでも不義を行なったり，欲を出したり，わずかでも自分を意識する人には共になさらないのである．だからこの道は公平で義理堅い道である．神樣の心を抱いたか，抱かなかったか次第である．
だから，何時も自分の立場に立ってはいけない．相手の立場に立って相手の事情が分かり，相手の事情に合わせて動くことが,
永生の道を步んでいる人の立場なのである．皆さんは自分の心をいつも一秒一秒よく見て下さい．過去の事も未來の事も考える必要が無い．ひたすら一秒一秒を現在で始めて，神樣の味方になっているか魔鬼の味方になっているかが重要なのである．
一秒一秒正しく信仰するべきで，現在の一秒一秒を間違って信仰すれば，去年熱心に正しく信仰したことは徒勞である．明日から熱心に信仰すると言うのもだめである．
たまに，私の所に來て,
「來年からは本當に熱心にやって見ます．」
と言う人がいるが，私が “來年からではなく今ただちに始めなさい”
という．でも，その人には本當の意味が分からない．來年から，明日からの事は要らないのである．
現在始める事が出來ない人にはその明日は永遠に來ないのである．今現在,
私が神樣の側に立っているか立っていないかを自ら調べて,
今ただちに神樣の側に正しく立たなければならない．だから一秒一秒正しく立っている信仰者になりなさいと言うのである．一秒の中に，現在の中に天國があって，過去の中にも，未來の中にも天國は無いということである．この言葉は哲學的な言葉である．
現在の中に神樣がいらっしゃって未來と過去には神樣はいらっしゃらない．それ故に，現在の中の神樣を，そのまま自分の心に仕えてこそ神樣の前に，神樣の中にいることになる．永生も現在の中にあると言うことである．「現在,
自分が永生の波の中に存在しているか」
これが重要である．現在，永生の波の中に存在しながらも，永生の確信が無いものは魔鬼の考えに捕われたものである．
“一秒一秒を完全な者になりなさい”
と言ったことである．過去に立派な信仰者だったこと，未來に熱心に信仰者になろうと言う決心は全て必要ない．今,
まさに現在が一番重要なものである．現在正しく信仰して完全に神樣の中にいれば,
彼が卽ち神樣なのである．過去，熱心に信仰生活したこと，神樣に棒げたこと，その過去を考える事自體が自由律法に背くことである．
勝つ秘訣は常に現在で，いつも新しく出發すること，いつも今日が初めの日である心で，今日が出發になり，この時間が出發になってこそ，このような心をいつも持ってこそ，向上と發展があることである．これがまさに勝利者が步んで來た足跡であり，哲學なのである．
いつも現在，現時點から新しい出發することが，まさに自身に勝って世の中の魔鬼に全て勝つ事が出來た勝利者の秘訣であった．いつもこのような考えの中で動いたので，卽ち,
現時點で續けて新しく出發する心で思慕するので一秒前より一秒後がさらに思慕するようになるのである.*
飜譯:尹金玉
勝師
藤田多惠子 勝師
監修
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生命のみ言葉
