序論-不死永生論を知る爲の前提

  1) 人は誰でも死ぬことを嫌がる

  人は誰でもいつまでも死なずに永遠に生きることを望みます．死の後の世があると多くの宗敎で言っているが,  眞の宗敎人さえも，何にも分らない子供さえもすべての人が誰でも死ぬことを恐れます．死は苦しみのうちの苦しみですべての恐怖の根源です．どうしてそうなのでしょうか?まず, 死後があるという確信がないからです．二番目，死はわれわれの人間の本性ではないからです．

  人はもともとがハナニムであった．そして人は死のうとしても死ぬことが出來ない永生體であった．ところが, ある原因によって死ぬことになったのです．だから, 多くの人が緣職する終着驛は絶對に死ぬことではないのです．それにもかかわらず人はどうして必ず死ぬことになるのでしょうか?

  2) 人は年を取るので死ぬのでは

  ないのです人が死を迎える形態はいろいろあります．事故，疾病，飢え，寒さ，老化に因った自然死等．この中で死と言えば老化による自然死を言います．人びとは誰でも年を取れば, 老ければ死ぬと考えます．果たしてこの言葉は眞理でしょうか?そうではないのです．人は年を取って死ぬことではなく, ある死の原因によって死ぬことになるのです．だから多くの科學者が人を老化させて死なせる原因を硏究しているが, まだ, 明らかな原因を明かしていません.

  3) すべての經典は不死永生を說明しています

  人びとが死を當然のことと思っていることは, イエス，釋迦のような聖人たちが經典の意味を解けないまま歪曲して間違って敎えたからです．果たして, 永生は死後に成り立つのでしょうか?どれほど苦しくても死ぬことよりこの世で生きるのがよいという諺があるが, それほど良い世界に死んだ後に行くことが出來るということはトリックではないでしょうか?

  人びとは死を當り前のことに受け入れる一方, 多くの經典にはアイロニ－するようにも不死永生の說明があります．死後の永生ではなく, 「生きているままの永生」 を言っているのです．君たちが聖書を考察するのはその中に永生があるから (ヨ5:39)，永生は噓のないハナニムの永遠前からの約束である (コ:2)，最後に滅亡される仇は死亡である (コゼン15:26)，

  甘露が降りるここには死がない. (涅槃5冊)，姜甑山先生の 「大巡典經」，南師古先生の格庵遺錄には全編に永生の記錄があります．ところが, 人びとは 「生きて永生すること」 についてのすべての經典の記錄をなぜ 「死んで永生すること」 と理解しているでしょうか?それは人びとが魔鬼の神に從屬されているからです．

  今日まで人類歷史數千年が流れて來たが今まで發展して來たすべての宗敎と學問では永生は考えさえも出來ずに死んで天國か極樂に行くと知っている事は死の神, 魔鬼に支配されているからです. 死の神が永生の方法を完全に遮って置いたから人びとは永生する方法を探すことが出來なかったのです．

  永生というのは死の反對語であるが, 永生を得る爲には死の根本原因を明かした後, 解決しなければならないのです．今から明かす永生論は曺熙星,　救世眞人が人類に下さる最高のプレゼントとして永遠の生命のお話しであるから誰でも習得して永生を勝ち取らなければならないのです．

  本論-不死永生論

 1) ハナニムは魔鬼の捕虜として魔鬼の靈獄に閉じこめられています

  万物の最小單位である原子は中性子と核の周圍に電子がくるくる回る構造を持っています．回っているということは生きているということで, 生きているということは生命力のエネルギ－があるということです．では電子をくるくる回らせるエネルギ－はどこから出るのですか?中性子から出るのです．ここでわれわれは重要な事を知ることが出來ます．

  エネルギ－は生命であるから中性子がまさにハナニムの神であるという驚くべきな事です．ハナニムの神が中性子であるという事でびっくりされる方が多くなるでしょう．天地を主管されるハナニムを考えている方たちはとんでもないと言われるでしょう．しかし, よく聞いてみて下さい．すべての生命體には生命力, 卽ち, エネルギ－があります．

  すべての物質を構成する元素の核の中には中性子があってその周圍を電子が回っています．電子が回るということは生命力, エネルギ－があるということです．生命力があるということは生きているということで生きているということは生命があるということです．ところで, 生命はハナニムであると聖書 (ヨ1:1~4) に記しています.

  これを要約して說明すれば電子をくるくる回らせる生命力はハナニムから出るが, その生命力が出る所はまさに中性子であるという事です. ハナニムの實體が中性子であるという驚くべきな事を曺熙星,　救世眞人が初めて明かされたのです．ここでもう一つ驚くべき事が分るようになります．卽ち, 核と中性子の周圍を電子がくるくる回る構造を持っている原子の構造は魔鬼にハナニムが捕虜になっている狀態を端的に見せている事です．

  このように現在の人を含んですべての万物は電子が核の中の中性子を取り圍むように魔鬼の靈がハナニムの靈を取り圍んでハナニムが魔鬼に捕らわれた狀態です．ハナニムが魔鬼に捕虜になって魔鬼の僕の行いだけしながら結局は魔鬼の氣に押されて死ぬことになるのです．

  ハナニムは全知全能で無所不在の存在ではなく, このように魔鬼に捕らわれていながら, 結局, 消滅される悲しくかわいそうな存在です．このようなあきれ返る事情を知ってこそ曺熙星,　救世眞人が提唱された不死永生論が分るようになります．

  2) 血は, 卽ち, 生命であり, 生命は血にあります.

  「ひたすら, 血である肉を食べるな, 血は生命である(創9:4). 血が生命であるという聖書の言葉の通り血をたくさん流すことになれば死ぬから輸血すれば再び蘇生するようになります．人間は親の生命である一適の血から始まります．親から受けた1ケの細胞が多くの細胞分裂を通じて胎兒になります．

  人間の體は約60兆ケの細胞で作られたというが, 一度作られた細胞は永遠に持續されるのではないのです．細胞は種類によって壽命が違います．皮膚細胞の生命の週期は２８日であり, あるホルモン細胞の生命の週期は數時間で, 骨細胞は8年間生きると言います．

飜譯:尹金玉 勝師