3　しかし, いくら逃れ隱れても, 私が隱れているものを引き出してその魔鬼を全滅させっていたのである．4　皆さんに話したが, 驛谷にいる皆さんが私の對象であった．5　皆さんの體の中を世の中の魔鬼が占領して私に對抗して來たのである．

  6　皆さんに勝つことが出來る心は勝利者の犧牲的な心である．7　ハナニムの爲に, 一秒一秒犧牲の供え物になる心により, 勝利者になるのである．8　その心が私自身に勝つことであり, 私自身に勝つことが出來ない心は勝利者の心ではない．

  6）道, 眞理, 生命がすべて忍耐の中にある．

  1 すでに勝利者が斷食祈禱を行ったので皆さんは行う必要がない．皆さんは御飯三食を取り, 眠りも決められた時間に眠ることである．しかし, 仕事は嫌でもはたらき續ける克己を養ってほしい．2　30日ずつ斷食祈りをするとき, その大將魔鬼を殺す爲に完全に死境を掘って入ったのである．

  3  死の境地を掘って入って耐え拔くとき, 氣が拔けそうになる瞬間, 氣を放せば死ぬが, 氣が遠ざかる瞬間, 生命の幹をつかんで放さず, 確信の心を保ち續けるので, その死の神を完全に越えて勝利者になることが出來た．4 「私」 という存在を完全に踏みにじって殺したこの人が勝利者である．

  5  だから, この道はまさに忍耐の道である．6　皆さんが, どのように勝ったかと質問すれば, 最後まで耐え拔いた事だけである．7　だから, 皆さんは最後まで耐え拔けば, 救いに入るのである．8 勝利者の万分の一だけでも耐え拔けば, 救援の圈內に入るのである．

  9 ハナニムの氣は絶對に變わらないので, 勝利者が道であり, 生命であり, 眞理である.10　道というのは何か? 道は忍耐であり, 眞理も忍耐である．だから, 道, 眞理, 生命, 永生がすべて忍耐である．忍耐の中に永生があるのである． 11　だから, 氣の變わりやすい心を持っている人は, 忍耐で耐え拔く訓練をしなければならない．12　忍耐さえあれば, 出來ない事はない．

  13 今日, 勝利者が忍耐で完成者になったので, 皆さんも, 忍耐で完成される皆さんになってほしい．14　最後まで, 耐え拔けば, 救い主が救ってあげるのである．15 勝利者になろうとしてどれほど挑戰して出來なくても良いから, 努力だけしなさい．頑張り續ける者は, 必ず率いて行こう．最後まで耐え拔く皆さんになってほしい．

９. 血を吐きながら訴えられるチュニム

  1） 魔鬼の心を持てば, 「善惡を知る木の實」 を食べた事になり,
        ハナニムの心を持てば,「生命の木の實」 を食べた事になる

  1 魔鬼の心を持てば, 「善惡を知る木の實」 を食べた事になり, ハナニムの心を持てば, 「生命の木の實」 を食べた事になって, 魔鬼の話す言葉を聞けば魔鬼の靈が入ってくる．2 魔鬼の靈は殺す靈なので, 死ぬようになるのである．3 魔鬼はハナニムが選んだ人を一人でも誘惑しようとする. それに誘惑されると魔鬼の餌食になって結局死ぬのである．

  4 皆さんは, 橫も, 後ろも見まわさないで, ひたすら永生だけに向かって驅け續ける人にならなければならない．5　魔鬼に引っぱられない爲には, 魔鬼の話を聞かないようにしなければならない．6　魔鬼の話が聞こえる時には, 聾にならなければならない．7　ハナニムのお話だけを聞かなければならない．

 8 魔鬼を見ない爲に盲人にならなければならない．9 ハナニムだけを見る目になってこそ, 救いを得ることができる．10 一瞬でも油斷して魔鬼の話を聞いたり魔鬼を見ることになれば, 十年誠意が詰まった塔がつまらなくなる.

  2） 永生の道を步むには, 魔鬼の妨害を受けるようになっている

  1 永生の道を步もうとすれば, 魔鬼の妨害を受けるようになっている．だから, 私が皆さんに神の分別について話すのである．2 この世の中の万物はすべて神である．3 ところが, 魔鬼の心を持ち, 魔鬼の靈に被されて動く人は, 魔鬼の靈に取り付かれた人である．4 だから, ハナニムの子を友達にすべきであり, 魔鬼を友達にしてはいけない．5 ここに集まった皆さんは, すべて神の子であるから, より一層, 神の分別に力を盡くして, 魔鬼の餌食にならないようにすべきである．

  3） 犬は犬の話をするようになっている

  １．犬は犬の話をし，羊は羊の話をし，豚は豚の話をする．同樣に魔鬼は魔鬼の話をするようになっている. 2　ハナニムの子はハナニムのお話だけをするようになっている．3　ここに集まった皆さんは, ハナニムのお話しだけをする人にならなければならない．

  4 魔鬼の話をすれば, 自身が, まさに魔鬼の子になって，そのお話を聞いている人も同樣に魔鬼の子になるので, 一言でもハナニムのお話だけを選んで聞き, 話さなければならない．5　心が卽ち靈である．6　犬の話をする人は, 魔鬼の靈に取り付かれてそのように話すのである．7　永生の道を行く皆さんは, 魔鬼の靈がばらして話す事を聞いてはいけない．

  4） 皆さんを祝福した後は, 血を吐いて死境をさまよう．

  1　この間の行事の時, 皆さんを王の班列に立てる祝福をした後,  私の唇が水ぶくれになった．2　なぜなら, 皆さんを王の班列に立たせれば, 皆さんの罪を擔當する爲に, 夜通し血を吐いて死境をさまよう事になるからである．3　だから, ハナニムが私を可哀そうだと言ったのである．4　私のこのような事情を見ても, なんらの呵責も感じない者たちを連れて, 每日禮拜をする時, 私は息苦しいのである．

  5 しかし, ハナニムの靈は犧牲の靈であり，愛の靈であるから, 無條件に愛を與えることである．6　だから, かわいそうで有り難いハナニムなのである．7　ところが, 有り難くて感謝しながらも, しきりにその心靈を汚し, 罪を犯せば, 罪を擔當する靈的な母はまた死境をさまよわなければならないのである.*

飜譯:李昌淳 勝師, 尹金玉 勝師