今回からは，神業でなければ成し得ない驚くべき的中率をもって歷史的事實を豫言して硏究家の間で密かに知られて來た南師古(·格庵)先生(1509-1571)の 『格庵遺錄』 の豫言を載せます.

神樣の驚くべき能力

今から約五百年ほど前，現在この地上で起こっている事實を正確に的中させたなら，人びと はこれを何と評價するだろうか．まさに神樣の驚くべき所作であり, 神樣の驚くべき能力を授かって書かれたとしか言いようがない．天文學者·南師古によって書かれた民族の大豫言書 『格菴遺錄』 は，實に獨特の書籍である．これは神の策略であることが明らかであるからだ．その豫言の的中率は100%であるから，これは他の豫言書とは比べものにならない．近頃，『格菴遺錄』の解說した書物が有名な著者たちによって紹介されてはいるが，それらの人達はこの書の主人公を知らなかったか，もしくは眞實の主人公以外の人物に當て嵌めて解說したために正確な解說が出來なかった．全ての豫言書において，特定の人物の出現を主に取り扱った場合，その主人公が判然と現れた後に完全な解說が出來るのであるから，主人公が分からないうちに解說をした場合，單に平凡な部分的事實を的中させることは出來ても，その主人公が整えるべき具備條件の中で, ただ一つさえも無理に當て嵌めなければならない解說がなされているのを多く發見している．われら韓民族は，昔から鄭道令(正道令)の出現を待ち望んでいた．丁度，ユダヤ人のメシア思想のように，『鄭道令』 が出現すれば我らの民族は世界の宗主國となり万國の父母國になるということである．

『格菴遺錄』 はまさに鄭道令 (正道令)の出現に關する豫言書である．格菴先生は未來の世に 『鄭道令』 が出現した時を目の前に見るがごとく，はっきりと豫言されているが，數多くの”僞鄭道令”が出現するから，正確に自身が豫言する 『格菴遺錄』 に符合する方こそ 『眞人鄭道令』 (正道令) であるということを數百の要件で豫言しておられる．特に，我が民族の近年の事に對しては非常に詳しく豫言しておられる．それを100%的中させて自身の觸れた 『鄭道令』 (正道令) が眞の 『正道令』 であることを密そかに扱いながら强力に豫言して置かれたのである．筆者は 『正道令』 を具體的に 證明する前に 『格菴遺錄』 の的中性と重要性を證明するために數種の豫言を取り出して，それを證明してみようと思う．

終末には修道だけが生命を保つ事が出來る

『格菴遺錄』 は，終末を現在，我 の生存している時点が20世紀後半であると言う．けれども，終末には多くの人 が死亡する事となり，宇宙的に大混亂が起こるが，『格菴遺錄』 を注意深く讀んでみれば，生き拔く事の出來る方法があると言うのである

殺我者誰 女人載禾(倭) 人不知 兵在其中

活我者誰 十八加公(松) 宋下止 深谷……壬辰倭亂

殺我者誰 雨下橫山(雪) 天不知 裏在其中

活我者誰 豕上加冠(家) 歌下止 梁低……丙子胡亂

殺我者誰 小頭無足(爆彈) 鬼不知 化在其中

活我者誰 三人一夕(修) 道下止 天坡……終末

  原文 『格菴遺錄』 隱秘歌

·我われを殺そうとする者は誰か，日本人達であることを人 は知らないが, その中には兵隊がうずくまりつつある．·我われを助けるものは誰か，深い山中の松の木の下に逃れよ．·我われを殺そうとするものは誰か，雪である．天の仕組みは分からないであろうが，その裏面にはそのようなことがある．·我われを助けるものは誰か，家の中の上梁の下に身を伏せよ．·我われを殺そうとするものは誰か，爆彈である．惡魔の計略を知れ．   惡魔の計略は第三次世界大戰を挑發し，人類を滅亡させようとしているが，その中で我われ を助けようとする者は誰か，修道して天の境目にある後天の世代から，中天の世代を通り過ごさねばならない．

解說

壬辰倭亂當時は深い山奧の松の木の下に行くと生命だけは保つ事が出來だ．丙子胡亂當時は雪があまりにも多く降るので外へ出て行くと死ぬという．終末に當たっては修道だけが生命を保つ事が出來ると言うのである．終末に當たる患難の時に生存する爲には，中天世代の主人公である 『正道令·生彌勒佛·勝利者』 (通稱, 救い主であるが) その救い主のおられる所を訪ねて行って，ある程度までの境地には至らねばならないが，少なくとも誰が 『正道令』 であるかを理解する程度の知惠を整える必要がある.*