監修 : 藤田多惠子 勝師                    飜譯 : 尹金玉 記者
 

宗敎と學問は人類の始源から見直すべきである 

ハナニム(神樣)が六千年間なさったことはみなさんの中にある罪の根源となる，「善惡を知る木の實」 の「私という主體意識」 を無くす武器を開發して來たのであります

元來，アダムとイブはハナニムでありました．エテンの園とは天國のことで，天國はハナニム(神樣)だけがいらっしゃる所だったのでアダムとイブもハナニム(神樣)だったのです．

しかし，アダムとイブが「善惡を知る木の實」を取って食べてから死ぬ體に變わってしまったのです．「善惡を知る木の實」を食べてから人が死ぬようになったので「善惡を知る木の實」は人を殺す靈, 卽ち魔鬼の靈である.

魔鬼の靈がアダムとイブを占領したので，ハナニム(神樣)が人間に變わってしまったのです．聖書のお話は靈的なお話です．

だから，「善惡を知る木の實」 を食べてから人が死ぬようになったので「善惡を知る木の實」 は人を殺す靈，卽ち魔鬼の靈であることが分ります．言いかえれば，魔鬼の靈がアダムとイブを占領したので，ハナニム (神樣) が人間に變わってしまったのです．

從って，人の形相は元來ハナニム (神樣) の形相だったが，魔鬼に占領されてから魔鬼の形相に變わったのです．魔鬼は 「私という主體意識」 で人の心を操っています．魔鬼はこの世の中の人びとをすべて殺そうという計略を持って，人類の歷史，6000年間，億兆蒼生を殺して來ました．  

罪の根源となる「私という主體意識」を無くす方法

人類歷史以來，大勢の人たちは死なない方法を探すためにいろいろな試みをしながら苦勞して來ましたが，死なない方法が分らなかったので, すべての人びとは死んでしまいました．

だから，私はこの世の中に學問はなかったといいます．人が望む目的を成し遂げられない學問が學問と言えるでしょうか．

人の本質はハナニム(神樣)だということと，なぜ，人が魔鬼になったかを知らない現學問は學問とは言えないのです． 人が死ぬその原因は人が犯かした罪のためだと聖書に記錄されています．

人の中にある罪は六千年間積もり古びた罪なのです．だから 「ゆるして下さい」 と祈って解決できる罪ではありません．罪を洗ってきよくする人がその罪に汚染されず無くさなくてはその罪を解決することはできないのです．

六千年間，古びた罪なので短期間で完全に洗い落せないです． 

「私という主體意識」 を無くす武器

每日祭壇に出で甘露を受けても罪を脫げるか脫げないか分らない罪なのです．ハナニム(神樣)が六千年間なさったことはみなさんの中にある罪の根源となる，「善惡を知る木の實」 の  「私という主體意識」 を無くす武器を開發して來たのであります．

それが，卽ち，露 (甘露, 海印) であります．その露 (甘露, 海印) がハナニム(神樣)の靈を意味します．ホセア書14:5に 「私はイスラエルに露のごとく，かれは谷間百合のごとくさく」 と記錄されています．

 「私」 というのはハナニム (神樣) で，イスラエルとはへブライ語で勝利者という意味であります．

だから，勝利者にハナニム (神樣)が露(甘露, 海印) になって降りるということです．イザヤ書26:19に 「あなたの露は光の露で，この地から死をおい出す．」 と記錄されています．

 露 (甘露, 海印) が降りると死なない世になるというのです．露 (甘露, 海印) が降りるとこの世の人びとには死なない時代が來るのです．この世の中には宗敎も無かったのです．

なぜなら，人びとがハナニム (神樣) に從う信仰を持ち，ハナニム (神樣) の聖靈を受け，永生に向って走ってこそ宗敎であり，死んで地に埋められるのは宗敎ではありません．

地獄というのは土という地の獄を意味するので，墓が卽ち地獄なのです．救いを目的としている宗敎の終着驛が地獄であるならばそれは間違った道ではありませんか?

從って，この世の中は宗敎も學問もなかったことになるのです．言わば，神學を敎えるという學者と牧師たちは神樣がどういう方であり，靈が何であるかを知らないまま敎えているのです．

この世の中の萬物はすべて神樣です．神樣が別においでになり，物質が別にあるのではありません．物質がすなわち神樣なので，この壇上の花もマイクも空氣も神なのです．聖書ヨハネ福音書1:1以下に神樣は生命で，光で，聖靈であると記錄されています．人は生命が無くなるので死が訪れて死ぬのです．生命が無くなるというのは靈が死ぬことであります．*